トマト 栽培試験 と 育苗培土の復活 [過去の試験]
トマト 栽培試験
苗やさんの(株)M農場の元農場長Iさんのご依頼で、
苗用の土壌改良材と機能水を開発させていただいた時、(もう20年くらい前の事です。)
I農場長はキュウリの専門家なので、キュウリの試験は何度もご一緒しましたが、
売れ残ったトマトの苗で、はじめてトマトの栽培テストをされた時の写真です。
(農場長もトマト栽培は初めてと言われていました、)
試験内容
・反当300KGの、土改材使用。
・培土は苗用の手つくりの土100%物で、その中にも最終5%の土改材が入っている。 これを客土した。(量ははっきり記憶していない。)
・液肥は、安い化成肥料のみ(確か、くみあい2号?) 但し希釈水は、すべて機能水とした。
・高い液肥を買っておられましたが、くみあい化成の安い液肥に変えていただきました。
「試験の結果や方向性が判断しやすい為と、
機能水や土改材の、イオン障害(根やけ)など化成肥料の欠点克服テストの為にでした。」
以下写真です。
結果として、
・I農場長が「いつまでも(何節採っても)勢いが落ちないので、30数トン取った後「もう止めようわい、」と言って、抜いてしまった。(試験終了)
・元埼玉の試験場長がこられて、「トマトは木をつくったらだめだと思っていたが、こんな太い木にしても全然大丈夫なんだね。(非常にいい。)」と言われていたことが記憶に残っています。
・西条市のトマト部会が視察に来られて、特に部会長さんがしきりにマルチをはがして、土を触っていたこと、「専業農家でない初めての試験で、部会平均の倍くらいの収量を、非常においしいトマトで収穫している。」ことに、びっくりされていたことを記憶しています。
やはり、産業規模で、植物を見ながら、良いノウハウや技術を開発及び会得していくのが、優良経営につながりやすいのではないのかなあと、思います。
方法は、色々あると思います。それぞれの感性や、目的や、圃場に合ったものを会得されるとよいのではないかと思います。
また、大元の土とそれに付随して植物の細胞を変えていくような技術が、安定経営に一番つながりやすいと考えます、
光リン酸化の、熱力学的効率が上がる技術がよろしいのではないかと考えます。
一番面白かった頼まれごと。
Iさん(苗会社の農場長)には、色々なご依頼をいただきましたが、
中でも1000トン以上?、苗会社で使用する育苗培土1年分を、不手際で腐らせたとき
に、困ったときの電話がまたまたかかってきました。
「土を腐らしてしもうてなあ。 わやよ。 あんたやったら、使えるようにできんかな?おもて。」
というような事でした。
産廃で捨てたら、莫大な費用が掛かるでしょう。
この年の、培土もなくなって困るでしょう。
自信があったわけではないですが、とりあえず数十トンずつ処理できるラインを、至急作ってもらいました。
そして、土壌改良資材を入れ、還元力のある機能水を使い、撹拌、養生乾燥、を繰り返しました。
結果として
一度処理するたびに、土のにおいが大きく変化し、数回の処理で何とか捨てないで使用できる程度の土の蘇りました。(他の土と混合使用したようです。)
Iさん(故人)は、苗で全国的に有名な方でした。縦つぎや、接ぎ木の機械化などで名をはせていたようです。
何年かに一度くらいの割合で、大変困ったときに連絡があり、一緒に相談しながらクリアするのが常でした。
職人気質のIさんは、独自で動くので、種苗会社の経営陣は土処理の話も、水処理の話も、詳細を知らないまま、Iさんは他界されました。
その後、苗を見かけますが、「やはりIさんのいた頃の苗とは全く変わったなあ。」と感じます。
全ての業界が新しい技術で、金太郎飴のように同じような商品を作る時代になりましたが、
それ故になおさら、ちょっと他とは違う、
ユーザーが幸せになれる、ユーザーの利益につながるものを開発すれば、
面白い時代になるのではないかと、思います。
「苗、七分作。」
苗やさんの(株)M農場の元農場長Iさんのご依頼で、
苗用の土壌改良材と機能水を開発させていただいた時、(もう20年くらい前の事です。)
I農場長はキュウリの専門家なので、キュウリの試験は何度もご一緒しましたが、
売れ残ったトマトの苗で、はじめてトマトの栽培テストをされた時の写真です。
(農場長もトマト栽培は初めてと言われていました、)
試験内容
・反当300KGの、土改材使用。
・培土は苗用の手つくりの土100%物で、その中にも最終5%の土改材が入っている。 これを客土した。(量ははっきり記憶していない。)
・液肥は、安い化成肥料のみ(確か、くみあい2号?) 但し希釈水は、すべて機能水とした。
・高い液肥を買っておられましたが、くみあい化成の安い液肥に変えていただきました。
「試験の結果や方向性が判断しやすい為と、
機能水や土改材の、イオン障害(根やけ)など化成肥料の欠点克服テストの為にでした。」
以下写真です。
結果として、
・I農場長が「いつまでも(何節採っても)勢いが落ちないので、30数トン取った後「もう止めようわい、」と言って、抜いてしまった。(試験終了)
・元埼玉の試験場長がこられて、「トマトは木をつくったらだめだと思っていたが、こんな太い木にしても全然大丈夫なんだね。(非常にいい。)」と言われていたことが記憶に残っています。
・西条市のトマト部会が視察に来られて、特に部会長さんがしきりにマルチをはがして、土を触っていたこと、「専業農家でない初めての試験で、部会平均の倍くらいの収量を、非常においしいトマトで収穫している。」ことに、びっくりされていたことを記憶しています。
やはり、産業規模で、植物を見ながら、良いノウハウや技術を開発及び会得していくのが、優良経営につながりやすいのではないのかなあと、思います。
方法は、色々あると思います。それぞれの感性や、目的や、圃場に合ったものを会得されるとよいのではないかと思います。
また、大元の土とそれに付随して植物の細胞を変えていくような技術が、安定経営に一番つながりやすいと考えます、
光リン酸化の、熱力学的効率が上がる技術がよろしいのではないかと考えます。
一番面白かった頼まれごと。
Iさん(苗会社の農場長)には、色々なご依頼をいただきましたが、
中でも1000トン以上?、苗会社で使用する育苗培土1年分を、不手際で腐らせたとき
に、困ったときの電話がまたまたかかってきました。
「土を腐らしてしもうてなあ。 わやよ。 あんたやったら、使えるようにできんかな?おもて。」
というような事でした。
産廃で捨てたら、莫大な費用が掛かるでしょう。
この年の、培土もなくなって困るでしょう。
自信があったわけではないですが、とりあえず数十トンずつ処理できるラインを、至急作ってもらいました。
そして、土壌改良資材を入れ、還元力のある機能水を使い、撹拌、養生乾燥、を繰り返しました。
結果として
一度処理するたびに、土のにおいが大きく変化し、数回の処理で何とか捨てないで使用できる程度の土の蘇りました。(他の土と混合使用したようです。)
Iさん(故人)は、苗で全国的に有名な方でした。縦つぎや、接ぎ木の機械化などで名をはせていたようです。
何年かに一度くらいの割合で、大変困ったときに連絡があり、一緒に相談しながらクリアするのが常でした。
職人気質のIさんは、独自で動くので、種苗会社の経営陣は土処理の話も、水処理の話も、詳細を知らないまま、Iさんは他界されました。
その後、苗を見かけますが、「やはりIさんのいた頃の苗とは全く変わったなあ。」と感じます。
全ての業界が新しい技術で、金太郎飴のように同じような商品を作る時代になりましたが、
それ故になおさら、ちょっと他とは違う、
ユーザーが幸せになれる、ユーザーの利益につながるものを開発すれば、
面白い時代になるのではないかと、思います。
「苗、七分作。」
2020-08-16 18:06
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