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薬を使用しない農業の試み 大根フザリウム [薬を使用しない農業の試み]

30年以上前からお付き合いのある、魚類防疫士の水野さんが、20年ほど前に
「薬を使用しない養殖の試み」というコマーシャルベースの論文を、専門誌に
継続して投稿していたことがありました。

それにちなんで、「薬を使用しない農業の試み」として、投稿させていただきます。


薬を使用しない農業の試み    大根フザリウム(萎黄病)

当時 K農協は、大根の産地として日本国内でも数本の指に入るほどでした。

しかし連作から、毎作クロルピクリンで土壌消毒してから、作付けしていました。

私たちがたまたまその地区の農家さんのお話をお聞きしたころには、クロルピクリンやバスアミドなどで土壌消毒しても、萎黄病で大根が出来ない状況でした。

一番ひどい方は、反当5000本苗を植えても、ほとんどできないというような圃場もありました。(データ写真3)

以下 フィールドデータ写真です。(約25年ほど前)


   1  使用前

R2年2月25日久万町 使用前フザリウム  施用前 福島勝様 (2).jpg



      使用後

R2年2月25日久万町 使用後 福島勝様.jpg




2       対照区          ↓       試験区

R2年2月25日大根フザリューム 左対照区  右試験区.jpg



3  この圃場は、ほとんどできない圃場だったが、ほぼ100%出荷出来た。
   資材投入後。雪の下で寝かせた後、ご主人の都合で一作休んだ後の状況。

JA久万 フザリュウム回避テスト 露口さん.png

30年以上データばかり取ってきて、今に至りましたが、そんなバカはなかなかいないそうです。(大手メーカーの社員曰く)


野人のたわごと


事実として、薬や微生物を使わなくても、圃場(土壌)の「場」が変わったようです。

そしてその場に応じて、菌交代や物性などの変化がおこり、病原菌が繁殖できずらくなり、有効菌や作物の生育に適した「場」に変わったとは考えられないでしょうか?

事実を認めて、仮説を作り理論展開していくのが、科学者の先生方の仕事ですが、

圃場で色々な変化や現象を確認し認めて、農業の新しい栽培技術につなげていかれるのもおもしろいのではないでしょうか?

色々なやり方があると思います。

使い方が簡単で、全方位的に効果がある、根本を変えていくノウハウを開拓していくとおもしろいと考えます。


しかし、農業の名人たちにはわかるんです。 「なるほどな。」 と。

見えないことでも感じるんです。 しびれてるんです。

おそらくね。






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